代表的な構造の特徴
家を建てる工法は数種類あり、それぞれに特徴があります。工務店・住宅メーカー・設計事務所などから依頼先を選ぶうえで参考になる、代表的な住宅の構造・種類の特徴についてご紹介します。
し合って理想の家を描いてみましょう。-
1
在来工法(木造軸組工法)
木の柱・梁・筋交いの基軸の組合せによって躯体を構成する工法。昔から用いられており、日本の気候風土に適しています。設計の自由度が高く、狭小地や複雑な地形の敷地での建築に対応できます。増改築にも柔軟に対応。
-
2
2×4工法(枠組壁工法)
床・天井・壁という面で構成。2×4インチの規格材でつくった枠組に構造用合板や石膏ボードを打ち付けたパネルで箱型の構造体をつくります。安定性が高く、気密性・断熱性・遮音性・防音性に優れています。2×6工法もあります。
-
3
プレハブ工法
あらかじめ工場で生産した住宅部材・部品を使い、現場で組み立てと据え付けを行う工法。一定の品質や性能の住宅を建てることができます。自由度が低いイメージですが、バリエーションが豊富で、自由設計タイプもあります。
-
4
鉄筋コンクリート造
鉄筋を並べてコンクリートを流し込み、主体構造を組み立てる工法。鉄筋とコンクリートの組合せなので、耐久性・耐震性・耐火性・遮音性に優れています。ほとんどの場合において自由な設計が可能。階数の多い建物にも対応。
-
5
鉄骨造工法
鉄骨を柱や梁にして組み立て構造体をつくる工法。細めの鉄骨を使う軽量鉄骨造と、太い鉄骨の柱と梁で構成される重量鉄骨造の2種類があります。筋交いが不要なので柱と柱の間を広くとることができ、開口部も大きくとれます
-
6
丸太組工法
丸太材や角材を水平に積み重ねて壁を構成していく工法。交差部分は相互の材を交互に組合せます。交差部分にボルトを通して耐震性を高めるのが一般的。この工法の家の代表格がログハウス。素朴でナチュラルな空間がつくれます。
-
1
ZEH
国が推進している「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。1年間で消費するエネルギー量が正味でおおむねゼロ以下となる住宅のこと。エネルギー消費を抑えることができる断熱性の高い建物に、エネルギーを上手に使うための高性能設備とエネルギーをつくる設備をプラスすることで実現。一般の仕様に比べてコストは高くなるが、補助金を受けられるケースもある。
-
2
サステイナブル住宅
「サステイナブル」は「持続可能な」を意味する言葉。サステイナブル住宅は、地球環境に配慮した循環型の家づくりを考慮した住宅。家そのものが長寿命で、消費エネルギーやメンテナンスなどランニングコストが少なく、リサイクル材や、解体後に再利用できる部材を使うなどの仕様で、地球環境の維持を考えてつくられた住宅。
-
3
パッシブハウス
ドイツのパッシブハウス研究所が定めた基準を満たした省エネルギー住宅。断熱性能の高い素材や熱ロスの少ない換気システムなどを採用し、太陽や風といった自然の力を最大限に活かし、日本の気候風土を利用し、省エネ性と快適性を実現する。
-
4
コートハウス
建物や塀に囲まれた中庭を持つ住宅のことです。敷地全体を壁や塀でぐるりと囲み、囲まれた中庭を居住空間の一部としてプラン二ングに活かすことで、空間的にも視覚的にも豊かな広がりをもたらします。
家づくりお役立ち情報
-
STEP.1
マイホームを建てよう
家づくりをスムーズに進めるために、まずは全体のプロセスをしっかり把握しておきましょう。
-
STEP.2
イメージプランニングのコツ
どんな家や暮らしがしたいのかを考えていきます。希望やイメージを出し合って理想の家を描いてみましょう。
-
STEP.3
資金計画を考える
マイホームを実現するには多額の費用が必要となるため、資金計画は大変重要なポイントになります。
-
STEP.5
設計・見積り・契約
依頼先選びでは、ラフ設計・概算見積もりを出してもらって検討します。それをもとに企業を1社に絞り、ラフ設計をもとに相談しながら本設計をつくり込みます。
-
STEP.6
引っ越し
引っ越し前後は荷造りや後片付けだけでなく、様々な手続きがあり混乱してしまいがちです。早めの準備でトラブルにならないように注意しましょう。